主人公には明確な目的が欠けている
出典:『SAKAMOTO DAYS』1巻表紙より
主人公の坂本は元凄腕の殺し屋で、葵という女性に一目惚れをして愛を知ったことで殺し屋を引退して妻と一緒に小さな商店を経営しています。
坂本は元殺し屋という経歴から裏社会で懸賞金をかけられていて、日々殺し屋から狙われているので、それを避けていくというのが序盤のストーリーです。
狙われるという立場上、坂本は常に受け身で、何かをしたいという明確な目的がないため、ストーリーに深みがなく、つまらないと読者に思われていました。
主人公に感情移入できない
出典:『SAKAMOTO DAYS』4巻33話より
坂本はぽっちゃりのおじさんというキャラデザインです。
連載雑誌のメイン読者が若年層であるため、主人公「ぽっちゃりのおじさん」がかっこよくない上に、感情移入ができない若い読者に思われています。
ジャンルが迷走している
出典:『SAKAMOTO DAYS』4巻表紙
『SAKAMOTO DAYS』は日常アクションコメディというジャンルのマンガですが、4巻くらいまではアクションとコメディの割合がバラバラで、どちらが主軸なのかわかりにくい内容でした。
アクションをメインとしてコメディを入れたいのか、コメディをメインとしてアクションを添えたいのか、一方に偏らない状態であったため、読者はジャンルは読みにくいと感じたようです。
バトルシーン以外の印象が薄い
出典:『SAKAMOTO DAYS』2巻12話より
作者は芸術系の大学を卒業しているので画力が高く、特にバトルシーンの迫力は読者から評価が高いものとなっています。
しかし、バトルシーンの出来が良すぎるせいで、他の日常シーンの会話やコメディシーンの印象が薄いという意見がありました。
そのため、バトルの無い回は全体的にキャラたちの会話や動きの印象が薄く、読んでいても盛り上がらないため読者につまらないと思われていました。
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