BMWは、高級輸入車ブランドとして日本でも人気がありますが、中古車市場での評価は必ずしも高くありません。中古のBMWを購入する際には、注意すべきリスクがいくつかあります。今回は、中古BMWの欠点と、なぜ買ってはいけないとされるのかを詳細に解説します。
中古のBMWを買ってはいけない理由
理由1: 故障が多い
輸入車全般に言えることですが、BMWは国産車に比べて故障リスクが高いです。特に、中古車ではその傾向が顕著です。主な故障事例として、以下のような問題が報告されています。
- オイル漏れ: ゴム製品の劣化によるオイル漏れは、BMWの中古車でよく見られます。
- ウォーターポンプの故障: エンジンの冷却系統に不具合が生じることが多いです。
- ブレーキパッドの異音: ブレーキの摩耗による異音が発生することがあります。
- パワーウィンドウ不良: パワーウィンドウが動かなくなるケースもあります。
これらの故障は、部品の劣化や日本の環境に適さない素材によるもので、中古車では特に発生しやすいです。
理由2: メンテナンス費用が高い
BMWは輸入車であるため、部品単価が高く、整備工賃も高めに設定されています。以下は、BMWと国産車のメンテナンス費用の比較です。
修理内容 | BMW | 国産車 |
---|---|---|
オイル漏れ | 3万5千円~ | 1万円前後 |
ウォーターポンプ交換 | 4~10万円程度 | 1~2万円 |
メンテナンス費用は、国産車と比べて2、3倍はかかると考えた方が良いでしょう。中古車では新車よりも不具合が起こりやすいため、修理費用が予想以上にかかることが多いです。
理由3: リセールが低い
BMWは人気に反してリセールバリューが低いことで知られています。その理由には、故障リスクや中古車市場への供給量の多さ、新車の値引き額の大きさが考えられます。
新車購入から3年で半額以下の価格になることも珍しくありません。中古車市場での供給量が多いことも、リセールの低下に影響しています。このため、中古のBMWを購入する際は、リセールバリューの低さを覚悟しておく必要があります。
中古BMW購入時の注意点
中古のBMWを購入する際には、いくつかの注意点があります。
保証期間を確認する
中古BMWを購入する際、重要なのは保証期間の有無です。新車には3~5年のメーカー保証が付いていますが、中古車では保証が切れていることが多いです。故障やトラブルが起きた場合、全額自己負担になるため、保証期間を確認することが大切です。
認定中古車を選ぶ
中古車の中でも、認定中古車は信頼度が高く、おすすめです。認定中古車は、第三者機関の厳しい審査を通過しており、一定の品質が保証されています。BMWの認定中古車は、最長4年間の安心保障や24時間365日の緊急対応など、新車並みのサービスを提供しています。
車種選びに注意する
中古BMWでは、車種によって故障リスクやメンテナンス費用が異なります。以下は、中古BMWで買ってはいけない車種とその理由です。
- 7シリーズ: 超高級車である7シリーズは、維持費が高く、経済的な負担が大きいです。
- カブリオレ: 電動のハードトップは故障が多く、修理費用が高額になることがあります。
また、低年式・過走行の車両も、故障リスクが高く避けた方が良いでしょう。
中古のBMWを購入する際のおすすめ車種
中古BMWでも、安心して乗れる車種もあります。以下は、おすすめの中古BMW車種です。
- SUVシリーズ: BMWのSUVシリーズは、比較的リセールバリューが高く、実用性も兼ね備えています。
- 1シリーズ: コンパクトなサイズながら、BMWらしい走りを楽しめます。中古車価格も比較的手頃です。
- 3シリーズ: BMWの主力モデルで、走行性能と実用性を両立しています。
中古のBMWを購入する際は、これらの車種を選ぶことで、コスパよく快適なカーライフを楽しむことができます。
まとめ
中古のBMWは、故障リスクやメンテナンス費用の増加、リセールバリューの低下などの理由から、買ってはいけないと言われています。しかし、中古車の中でも認定中古車や、故障リスクの低いおすすめ車種を選ぶことで、安全にBMWを楽しむことができます。
中古BMWの購入を検討する際は、上記のリスクを理解し、購入時の注意点を参考に、最適な一台を選んでください。リセールバリューやメンテナンス費用を考慮しながら、慎重に選ぶことで、中古BMWであっても長く愛用することが可能です。
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