下ネタが多すぎる
出典:『銀魂』12巻103話より
『銀魂』はギャグ漫画で、下ネタも登場するのですが、下ネタが多すぎて不快だという意見がありました。
特に、12巻103話には性器を模した雪像が登場したり、36巻316話では性器の名前を連呼したりと小学生が考えたかのような下ネタギャグが多すぎたために、下品過ぎて読むのをやめてしまった読者がいたようです。
歴史上の人物へのリスペクトがない
出典:『銀魂』1巻表紙より
歴史上の偉人の名前が由来のキャラが多数登場します。例えば、主人公の坂田銀時は坂田金時が元ネタです。
坂田銀時は源頼光の家来で、頼光四天王の1人として、酒呑童子という鬼を倒したことで知られている歴史上の英雄のような人物となっています。
しかし、銀時は元ネタの金時の要素が名前しかないため、歴史好きの読者は元ネタへのリスペクトを感じることができず、楽しめないようでした。
銀魂のモチーフとなった歴史上の人物
キャラクター名 | 歴史上の人物 | 歴史上の人物の説明 |
---|---|---|
坂田銀時 | 坂田金時 | 源頼光の家来で、頼光四天王の一人。 |
桂小太郎 | 桂小五郎 | 幕末の志士、江戸時代末期の人物。 |
土方十四郎 | 土方歳三 | 新選組の副長。幕末の志士。 |
沖田総悟 | 沖田総司 | 新選組の一番隊隊長。幕末の剣士。 |
シリアスな話が苦手
出典:『銀魂』17巻146話より
『銀魂』は基本的に1話完結のギャグ漫画ですが、ときに長編ストーリーになることもあります。
長編ストーリーは序盤はギャグが多く入りますが、中盤辺りからシリアスな展開になっていく傾向があり、ギャグだけ読みたい読者のウケが悪いようです。
ツッコミがワンパターン
出典:『銀魂』1巻1話より
ツッコミがワンパターンで見ていて飽きるという意見がありました。
特にツッコミ役のキャラである新八の「おいィィィィィィィ!!」というツッコミは多用されすぎて、うるさいと思われてしまっていました。
中盤以降に失速した
出典:『銀魂』30巻257話より
『銀魂』は元々、短期集中連載の予定だったらしく、長期連載用の構想がなかったのか、中盤以降は勢いが落ちていったように感じている読者が多くいました。
特に、29巻から始まる紅蜘蛛編ではギャグが少なく、終始シリアスだったことも影響して、序盤の勢いがなくなってしまったと思われてしまったようです。
紅蜘蛛編以降も、シリアス度合いが強い長編が続いたため、ギャグを目当てに読んでいた読者からつまらなくなったという意見が出ていました。
一コマのセリフが多い
出典:『銀魂』36巻318話より
ギャグ描写の際の会話の台詞が長々としていて、読みづらいという意見がありました。
例えば、36巻318話で銀時と忍者・全蔵が漫画と読者の関係性について会話するシーンでは、一コマのセリフ量が多く、ギュウギュウ詰めに見えます。
セリフでコマ内がいっぱいになっているため、セリフを読むだけで疲れてしまうようでした。
絵が下手
出典:『銀魂』1巻1話より
作者は連載初期の頃は絵が上手ではなく、線がガタついていたり、デッサンが狂っていたり、キャラの書き分けがうまくできていないときがありました。
特に、銀時と友人・桂は顔の造形がほぼ一緒であったため、アップになったときに見分けがつかないこともあり、読んでいて混乱してしまう読者がいたようでした。
他作品のパロディが多すぎる
出典:『銀魂』23巻202話より
ギャグ部分で他作品のパロディがたくさん登場するのが『銀魂』の特徴です。
特に、鳥山明の『ドラゴンボール』のパロディネタが多く登場し、その中でも23巻202話では真選組の土方が煙草を求めて、ナメック星が元ネタのハメック星に行ったり、フリーザが元ネタのブリーザを倒したりします。
ほとんどがパロディで構成されていたため、オリジナリティがなくつまらないと読者に思われてしまったようです。
銀たまに出てくる他作品のパロディ
パロディ元作品 | 説明 |
---|---|
ドラゴンボール | フリーザをもじったブリーザが登場し、ナメック星を模したハメック星へ行くエピソードがある。 |
新世紀エヴァンゲリオン | 登場キャラクターがエヴァンゲリオンのパイロットに扮するシーンや、作中のセリフをもじったジョークが登場。 |
ONE PIECE | 海賊をテーマにしたエピソードや、キャラクターが麦わらの一味に扮する場面がある。 |
BLEACH | 死神代行の概念をもじったエピソードや、斬魄刀が登場する場面が含まれる。 |
北斗の拳 | 登場キャラクターが北斗の拳の技を使ったり、セリフを引用するシーンがある。 |
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